国交省/都内で遮熱性舗装の試走会開く/東京五輪マラソン酷暑対策で試験施工

July 31, 2017Comments Off on 国交省/都内で遮熱性舗装の試走会開く/東京五輪マラソン酷暑対策で試験施工

◇瀬古利彦氏ら太鼓判
 マラソンのレジェンドが「遮熱性舗装」に太鼓判-。2020年東京五輪のマラソン競技の酷暑対策を検討している国土交通省は8月31日、路面温度を引き下げる3種の環境舗装(保水性、遮熱性、排水性)を試験施工した東京都渋谷区の国道246号で、ランナーによる試走会を開いた。元マラソン五輪代表の瀬古利彦氏らが3種の環境舗装と従来の密粒舗装を実際に走ったところ、最も体感温度の上昇を和らげる環境舗装として遮熱性舗装の有効性を強調した。
 都内の最高気温が30度を超えたこの日の試走会では、散水前後で選手の走りやすさや体調にどう影響を及ぼすのかも検証。散水前後両方の環境舗装を走った瀬古氏は「散水に関係なく遮熱性舗装が一番走りやすい」と話し、他の同行ランナーも同調した。
 ただ、瀬古氏はマラソンで遮熱性舗装の唯一の課題として、表面の色が比較的明るく、太陽光がやや目に反射しやすいことを指摘した。
 試走会を視察した丸川珠代五輪担当相は、遮熱性舗装の有効性を確認した上で「(環境舗装の技術)を東京五輪のレガシー(遺産)として世界に広げていきたい」と強調した。田中良生国交副大臣は「(環境舗装を通じ)日本の『おもてなし』を世界に感じてもらいたい」と話した。
 国交省は、今回の試走会を踏まえ東京五輪公道使用競技の環境舗装の実施方針を固める。先行してまとめた骨子では遮熱性舗装の積極採用を打ち出している。

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